白蝶真珠とアコヤ真珠の違いを徹底解説！選ぶ際のチェックポイントや注意点も紹介
投稿日: 投稿者:GINZAREPEARL
白蝶真珠とアコヤ真珠の違いとして、以下の5つが挙げられます。
- 産地
- 大きさ
- 照り
- 色
- 着用シーン
白蝶真珠とアコヤ真珠は見た目だけでなく、使い方や価格にも違いがあります。違いを知れば、一生ものとして相応しいジュエリーを選ぶことが可能です。
当記事では、主に以下のことが分かります。
- 白蝶真珠とアコヤ真珠の違い
- 白蝶真珠とアコヤ真珠を購入する際のチェックポイント
- 白蝶真珠・アコヤ真珠とその他真珠の違い
最後まで見れば、白蝶真珠とアコヤ真珠の主な違いが分かり、自分に合ったパールジュエリーを見つけられるでしょう。
白蝶真珠・アコヤ真珠とは？違いを知る前に基本情報をチェック
違いを知る前に、白蝶真珠とアコヤ真珠の特徴を解説します。
- 白蝶真珠とは
- アコヤ真珠とは
白蝶真珠とアコヤ真珠は、どちらも人気が高い真珠です。
最後まで見れば、白蝶真珠とアコヤ真珠の特徴が分かり、違いを知るきっかけになるでしょう。
白蝶真珠とは
白蝶真珠とは、白蝶貝から生まれる南洋真珠の一種です。20世紀前半にインドネシアで養殖が始まり、現在ではオーストラリアやフィリピン、ミャンマーなどで生産されています。
白蝶貝には、内側の縁が金色の「ゴールドリップ」と銀色の「シルバーリップ」という2種類が存在します。ゴールドリップはゴールドやイエロー系、シルバーリップはシルバーやホワイト系の真珠を生み出すことが特徴です。
白蝶真珠は粒が大きく、直径10mm以上のサイズが一般的です。アコヤ真珠と違い、大粒で柔らかな輝きが特徴で、一粒でもラグジュアリーな印象を演出できます。
アコヤ真珠とは
アコヤ真珠は、日本を代表する真珠です。アコヤ貝という小型の二枚貝から育まれ、伊勢志摩、宇和島、対馬・壱岐が有名な養殖地として知られています。
アコヤ真珠の特徴は、大きさが7mm～8mmと比較的小ぶりでありながら、繊細で透明感のある輝きを放つことです。日常使いはもちろん、フォーマルな場にもぴったりなジュエリーと言えます。
長い歴史を持つアコヤ真珠は、日本の伝統と技術が詰まった真珠の代表格です。
白蝶真珠とアコヤ真珠の5つの違い
白蝶真珠とアコヤ真珠の違いは以下の5つです。
- 産地
- 大きさ
- 照り
- 色
- 着用シーン
白蝶真珠とアコヤ真珠は、どちらも本真珠の代表として高く評価されていますが、大きさや色などに違いがあります。違いを知らずに選んでしまうと、「思っていた印象と違う」「いつ身につければ良いか分からない」といったことにもなりかねません。
ここでは、白蝶真珠とアコヤ真珠の違いを5つの項目に分けて解説します。最後まで見れば、白蝶真珠とアコヤ真珠の違いが分かり、どちらが自分に合うか見極められるでしょう。
産地
白蝶真珠とアコヤ真珠は、産地に違いがあります。
白蝶真珠の主な産地は、オーストラリア、インドネシア、ミャンマー、フィリピンなどです。温かい南の海で育つ白蝶貝は、長い養殖期間を経て巻きの厚い真珠を生み出します。
オーストラリアではホワイトやシルバー系、インドネシアやフィリピンではゴールドやクリーム系の白蝶真珠が採取されることが特徴です。
一方で、アコヤ真珠は三重県、愛媛県、長崎県などで育ちます。中国やベトナムでもごく一部のアコヤ真珠が養殖されていますが、ほとんどが日本産です。
大きさ
白蝶真珠とアコヤ真珠の最も顕著な違いは、大きさです。
白蝶真珠の一般的な大きさは10mm～15mmで、中には20mmを超える個体もあります。その大きさから、1粒使いのペンダントやリングでも圧倒的な存在感を放つことが魅力です。
白蝶貝は真珠貝の中でもトップクラスに大きく、20cm～30cmになると言われています。そのため、中で育つ真珠も大きくなることが特徴です。
一方で、アコヤ真珠の大きさは7mm～8mmと比較的小ぶりです。10mmを超えるアコヤ真珠もありますが、非常に稀で希少価値が高いとされています。
照り
真珠の照りとは、輝きや光沢を表す言葉です。白蝶真珠とアコヤ真珠は、照りにも違いがあります。
長い養殖期間を経て育つ白蝶真珠は、真珠層が厚いため、そこから放たれる輝きは柔らかく優雅です。光が真珠内部で穏やかに拡散されることで、ふんわりとした重厚感のある輝きが生まれます。
一方で、アコヤ真珠は奥行きと透明感を兼ね備えたシャープな輝きを持つのが特徴です。高品質なアコヤ真珠は、虹色のような幻想的な輝きが楽しめます。
白蝶真珠とアコヤ真珠の照りは、どちらが優れているということではなく、好みや着用場面によって選び方が異なります。
色
真珠の色は、実体色と干渉色と呼ばれる2つの要素で構成されます。実体色は真珠本来の色、干渉色は真珠の表面で光が反射することで生まれる色です。
白蝶真珠は母貝の種類によって色が異なり、ホワイト系からゴールド系まで幅広いバリエーションがあります。ホワイト系の白蝶真珠は、グレーやブルーの干渉色が現れることが特徴です。
一方、アコヤ真珠はホワイトを基調に、ピンクやグリーンなどの干渉色が現れます。白蝶真珠はクールな印象、アコヤ真珠は柔らかく温かい雰囲気を与えるという違いがあります。
着用シーン
大粒で柔らかい輝きを放つ白蝶真珠は、パーティーや結婚式などの華やかな場に向いています。煌びやかな装いを引き立てるジュエリーとして選ばれることが多く、ドレスや和装とも相性が良いです。
しかし、大粒の白蝶真珠は目立ちやすいため、葬儀や通夜などの弔事にはおすすめできません。
喪の席では、7mm～8mm程度のアコヤ真珠を着用することが一般的です。アコヤ真珠の落ち着いた輝きとサイズ感は、冠婚葬祭のどのシーンにも馴染みやすく、品のある装いを演出できます。
また、白蝶真珠とアコヤ真珠は、どちらも普段使いが可能です。シンプルなデザインを選べば、どんなコーデにも合います。
白蝶真珠とアコヤ真珠の違いを理解し、場面に応じた使い分けをすることで、より洗練されたスタイルを楽しめるでしょう。
白蝶真珠とアコヤ真珠を購入する際の3つのチェックポイント
白蝶真珠とアコヤ真珠を購入する際のチェックポイントは以下の3つです。
- 品質
- 目的
- アフターケアの有無
真珠は一生もののジュエリーだからこそ、慎重に選ぶことが大事です。
ここでは、白蝶真珠とアコヤ真珠の違いを踏まえたうえで、購入時に確認すべきチェックポイントを解説します。最後まで見れば、白蝶真珠とアコヤ真珠の選び方が分かり、後悔することがなくなるでしょう。
品質
白蝶真珠とアコヤ真珠を購入する際は、品質をチェックしましょう。真珠の品質は、以下の6つの要素で評価されます。
- 巻き
- 照り
- 形
- 色
- 大きさ
- 傷の有無
照りは、真珠の命とも言える輝きです。表面だけでなく、内側から溢れ出るような深みのある輝きを持つ真珠は高品質とされます。
また、巻きが厚い真珠ほど、奥行きのある輝きを放ち、耐久性にも優れていることが特徴です。
最も理想とされる形は真円ですが、わずかに変形したセミラウンドや、個性的なバロックパールなども人気があります。
目的
白蝶真珠とアコヤ真珠は、目的によっても選び方が違います。
葬儀などの弔事や普段使い用に購入するなら、7mm～8mm程度のアコヤ真珠がおすすめです。
結婚式やパーティーなどの慶事では、大粒の白蝶真珠が映え、煌びやかな印象を与えます。アクセサリーでコーデに差をつけたい場合も、粒が大きい白蝶真珠がぴったりです。
プレゼントとして選ぶ場合は、相手の年齢や好みを考慮することが大切です。パールジュエリーは、成人式や就職祝い、記念日などのギフトとして喜ばれます。
目的に合った白蝶真珠・アコヤ真珠を選ぶことで、自分にとっての宝物になるでしょう。
アフターケアの有無
白蝶真珠とアコヤ真珠の購入時には、アフターケアサービスが充実している店舗を選びましょう。真珠は購入して終わりではなく、マメな手入れによって長く美しさを保てます。
ネックレスの場合、使っているうちに糸が劣化して切れやすくなるため、糸替えのサービスがあるお店を選ぶと良いでしょう。また、リフォーム対応の店舗であれば、親から子へ引き継ぐ際にデザインを変えるなど、長期的に活用しやすくなります。
アフターケアまで考慮して選ぶことで、一生もののジュエリーとして長く愛用できるでしょう。
白蝶真珠とアコヤ真珠はどっちが高級？
白蝶真珠とアコヤ真珠の価格を比較した場合、白蝶真珠のほうが高級品として扱われる傾向があります。中でも「ゴールデンパール」と称されるゴールド系の白蝶真珠は、希少価値が高いとされています。
ただし、それぞれ独自の魅力を持つため、どちらが高級かを一概に決めることは難しいです。
真珠の品質や価値は、大きさや色、照りなどの要素によって決定されます。オーロラ花珠真珠などの高品質なアコヤ真珠の場合、白蝶真珠より高級になることもあります。
必ずしも「高級＝品質が良い」とは言い切れないため、自分の好みや予算に合わせて選ぶことが大切です。
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白蝶真珠とアコヤ真珠のお手入れ方法に違いはある？
白蝶真珠とアコヤ真珠の基本的なお手入れ方法に違いはありません。真珠は、酸や水、熱に弱いため、使用後は柔らかい布で優しく拭き取り、専用ケースでの保管が基本です。
乾燥や高温多湿、他の宝石との接触による摩擦は、劣化を早める原因になるため注意しましょう。また、ネックレスの場合は、2～5年の頻度で糸替えを行うことが大切です。
白蝶真珠とアコヤ真珠のお手入れを怠らないことが、長く使い続けるための秘訣です。
【ジュエリー別】白蝶真珠とアコヤ真珠をオシャレに使いこなすコツ
ここでは、白蝶真珠とアコヤ真珠をオシャレに使いこなすコツを、以下3つのジュエリー別で解説します。
- ネックレス
- ピアス
- 指輪
白蝶真珠とアコヤ真珠をジュエリーとして取り入れる際は、全体とのバランスが重要です。同じ真珠でも、アイテムによって見せ方や合わせ方が変わります。
最後まで見れば、白蝶真珠とアコヤ真珠をオシャレに使うコツが分かり、日々のコーデを格上げできるでしょう。
ネックレス
白蝶真珠・アコヤ真珠ネックレスは、首元のデザインとバランスを考えることがオシャレに使いこなすコツです。大粒の白蝶真珠は、シンプルなワンピースや無地のトップスと合わせると、存在感が引き立ちます。
とくに、開きの広いVネックやボートネックと好相性です。デコルテラインを美しく見せる効果があります。
アコヤ真珠ネックレスは繊細な輝きが特徴のため、襟付きのシャツやタートルネックに合わせると、控えめながらも品格あるアクセントをプラスできます。多連タイプのアコヤ真珠をカジュアルなニットと合わせると、日常使いでも洗練された印象を演出できるでしょう。
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ピアス
ピアスは、顔まわりの印象を左右するため、ヘアスタイルや顔型に合わせた選び方がポイントです。
白蝶真珠のピアスは、ショートヘアやアップスタイルと合わせることで、すっきりとしたフェイスラインを強調し、エレガントな雰囲気を演出します。モノトーンやモード系ファッションとも相性抜群です。
アコヤ真珠のピアスは、柔らかなウェーブのあるヘアと合わせると、優しげでナチュラルな印象に。カジュアルなデニムコーデやフェミニンなワンピースにもマッチし、さりげなく女性らしさを引き立ててくれます。
ピアスのサイズやデザインを場面に合わせて使い分けることで、コーデの完成度がぐっと高まります。
指輪
白蝶真珠の指輪は、ひとつ身につけるだけで主役級の存在感があるため、他のアクセサリーはシンプルに抑えるのがおすすめです。
アコヤ真珠の指輪は、華奢なデザインが多く、ネイルカラーやブレスレットとの色味を合わせることで、上品で統一感のある手元を作れます。シンプルなリングとの重ね付けもおすすめで、遊び心のあるコーディネートを楽しめるでしょう。
なお、アコヤ真珠の指輪については以下の記事で詳しく解説しているため、参考にしてください。
あこや真珠の指輪の魅力を徹底解説！失敗しない選び方や購入先、注意点を紹介
白蝶真珠とアコヤ真珠の購入後によくある失敗例
白蝶真珠とアコヤ真珠の購入後によくある失敗例は以下の通りです。
- サイズを選び間違えた
- 使用場面を考慮せずに選んでしまった
- お手入れをせずに放置し、買ってすぐに劣化してしまった
中でも、真珠のサイズ選びは非常に重要です。購入後に思ったより小さかった、反対に大きすぎたと後悔するケースは少なくありません。
また、お手入れ不足による劣化もよくある失敗例です。真珠は有機質でデリケートなため、お手入れを怠ると、劣化を早める原因になります。
真珠は適切にお手入れすれば20～30年持つと言われているため、じっくり比較・検討してから購入することが大切です。
白蝶真珠・アコヤ真珠と他の真珠の違い
白蝶真珠・アコヤ真珠とその他真珠の違いは以下の通りです。
| 種類 | 主な産地 | 大きさ | 色 | 特徴 |
| 白蝶真珠 | オーストラリア/インドネシア/ミャンマー/フィリピン | 10mm～15mm 20mmを超える個体もある |
ホワイト/シルバー/ゴールド 母貝の色によって異なる |
大粒で重厚感がある |
| アコヤ真珠 | 日本 | 7mm～8mm 10mm以上の個体は希少 |
ホワイト/ピンク/クリーム/グレー/ブルー | 繊細な輝きを放つ 冠婚葬祭に最適 |
| 黒蝶真珠 | タヒチ | 8mm～16mm 10mm前後が主流 |
ブラック/グレー/グリーン/レッド | 深みのある色合いを持ち、高級感が漂う 葬儀で身につけられることが多い |
| 淡水真珠 | 中国 | 2mm～10mm 10mm以上の個体も増えている |
ホワイト/ピンク/パープル/オレンジ/レッド | 手頃な価格でカラーバリエーションが豊富 普段使いに適している |
白蝶真珠とアコヤ真珠の他にも、黒蝶真珠や淡水真珠といった種類が存在し、それぞれに特徴と魅力があります。他の真珠と比較することで、自分の目的やシーンに合わせた選択ができるでしょう。
なお、真珠の種類については以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひご覧ください。
真珠(パール)の種類を徹底解説！特徴や違い、偽物との見分け方を紹介
白蝶真珠とアコヤ真珠の違いに関する2つのよくある質問
白蝶真珠とアコヤ真珠の違いに関するよくある質問は以下の2つです。
- 白蝶真珠の石言葉は？
- 白蝶真珠にはどんな色がある？
ここでは、白蝶真珠とアコヤ真珠の違いに関連する質問に回答します。最後まで見れば、白蝶真珠やアコヤ真珠について抱えている疑問が解消され、知識を深められるでしょう。
白蝶真珠の石言葉は？
白蝶真珠の石言葉は、「健康」「柔軟性」「誕生」「慈悲」です。大自然の中で長い時間をかけて育まれる白蝶真珠は、持つ人に癒しと安らぎを与えると考えられています。
贈り物としても、相手の幸せや健康を願う気持ちを表現できるため、特別なシーンで選ばれることが多い真珠です。
白蝶真珠にはどんな色がある？
白蝶真珠の色は、ホワイト、シルバー、ゴールドなどがあります。ホワイト系は清楚で上品な印象、シルバー系はクールで洗練された雰囲気、ゴールド系は華やかさと高級感を演出します。
母貝の種類や産地によって色合いが異なり、それぞれ個性豊かな輝きを楽しめます。
まとめ：白蝶真珠とアコヤ真珠の違いの中に、それぞれの良さがある！
白蝶真珠とアコヤ真珠には、大きさや色、輝きなどに違いがあります。白蝶真珠は大粒で華やかさと存在感を演出し、アコヤ真珠は繊細な光沢と上品さが魅力です。
白蝶真珠とアコヤ真珠の違いを理解し、使用シーンや目的に合わせて選ぶことで、後悔のない真珠選びができます。ぜひ自分にふさわしい一粒を見つけてください。