真珠買取は値段がつかないって本当?理由や高く売れやすい種類を徹底解説
投稿日: 投稿者:GINZAREPEARL

真珠買取は値段がつかないと言われる理由は以下のとおりです。
- 皮脂や汗などで劣化しやすい
- 使われている地金量が少ない
- 偽物真珠の流通量が増加している
- 中古品としての需要が低い
真珠は他の宝石と比べると劣化しやすく取り扱いが難しいです。そのため、国内で求める人の数はそれほど多くはなく、中古市場が活発ではないとも言われています。
ただし、すべての真珠製品に値段がつかないわけではありません。真珠は値段がつく・つかないの2種類に分けられる宝石です。
当記事では、以下のことがわかります。
- 真珠買取は値段がつかないと言われている理由
- 真珠買取で値段がつかない真珠の種類
- 高額買取されやすい真珠の種類
最後まで見れば、真珠買取は値段がつかないと言われる理由が理解でき、高額買取に向けた動きが取れるようになるでしょう。
「真珠買取は値段がつかない」は過去の話?価格高騰の背景とは
「真珠買取は値段がつかない」と言われているのは過去の話です。ここでは、真珠の価格高騰の背景を以下の理由に沿って解説します。
- 生産量の減少
- 世界的な需要増加
最後まで見れば、真珠の価格に対する近年の傾向がわかり、真珠に値段がつく理由がわかるでしょう。
生産量の減少
真珠の価格が高騰している理由は、生産量の減少です。日本では昔から愛媛県や三重県で真珠の養殖が盛んに行われていましたが、2019年の夏ごろにアコヤ貝の母貝・稚貝が大量に死んでしまうトラブルが発生しました。
2022年には、大量死の原因はビルナウイルスという新種の菌が作用しているとわかったものの、ハッキリとしたメカニズムが明確にされておらず解決には至っていません。そのため、養殖に使用される母貝の供給減少によって、全体的な生産量が落ちています。
また、1993年以降には真珠の養殖業者数が減少し、2008年のリーマンショックの影響もあって従事者がかなり減りました。1993年から2018年の25年の間に真珠の養殖業者数は7割も減少しており、真珠の生産体制が脆弱化しています。
世界的な需要増加
真珠の生産量の減少に反比例するように、世界的な需要は増加しています。日本産のアコヤ真珠は海外で高く評価されており、購入者が殺到しているのが現状です。
生産量の減少→アコヤ真珠を求める人の増加→買付する卸業者が積極的に購入の3つの流れが出来上がり、真珠の価格が高騰したと言われています。
特に、中国は経済発展と所得増加の影響により、高品質で高額なアコヤ真珠を求める人が増えています。そのため、中国人のバイヤーが日本の真珠の買付に参入し、大量に購入するようになりました。
上記のように、世界的に真珠の需要が増したことも、価格が高騰している理由です。
真珠買取は値段がつかないと言われている4つの理由
真珠買取は値段がつかないと言われている理由は以下の4つです。
- 皮脂や汗などで劣化しやすい
- 使われている地金量が少ない
- 偽物真珠の流通量が増加している
- 中古品としての需要が低い
真珠の価格は高騰しているのに、なぜ値段がつかないと言われているのでしょうか。ここでは、真珠買取は値段がつかないとされる理由を詳しく解説します。
最後まで見れば、値段がつかないと言われる理由が判明し、納得したうえで真珠の買取依頼ができるでしょう。
皮脂や汗などで劣化しやすい
真珠買取で値段がつかないと言われるのは、皮脂や汗で劣化しやすいからです。
真珠は母貝が育む有機質宝石に分類されます。有機質宝石はダイヤモンドのような無機質宝石とは違い傷つきやすく劣化する速度も早いです。
また、真珠層は炭酸カルシウムでできており、酸性に触れると溶ける性質があります。そのため、皮脂や汗などの弱酸性の水分と接触すると、真珠の表面が剥がれてしまうのです。
さらに、真珠の粒同士が擦れて傷ついたり、直射日光の紫外線で品質が変化したりすることも多いです。皮脂・汗・衝撃・紫外線などによって品質が悪くなり、見た目の美しさが損なわれた真珠は、買取で評価が低くなります。
使われている地金量が少ない
真珠製品は使われている地金量が少ないことも、値段がつかない理由の一つです。
真珠製品は他の宝石がデザインされたアクセサリーよりも、チェーンや土台に採用される金・プラチナなどの地金量が少ない傾向にあります。
ジュエリーを買取る査定では、宝石と地金の両方の価値が買取相場に反映されます。そのため、地金量が少ない真珠製品は、他の宝石のジュエリーよりも買取相場が低くなってしまうのです。
つまり、真珠自体が高品質でない場合は、値段がほとんどつかないケースもあります。
偽物真珠の流通量が増加している
真珠の値段がつかない原因は、偽物真珠・イミテーションパールの流通量が増加していることも挙げられます。
本来、真珠は母貝から採れる天然の宝石です。市場に出回る数がとても少なかったこともあり、養殖技術が確立する前にはイミテーションパールが誕生していました。
1656年のフランスでは、世界で初めてイミテーションパールが製造され、高価で手が出せなかった庶民の間で瞬く間に人気を博しました。日本でも明治時代末期にイミテーションパールが伝わり、生産量が増えたと言われています。
歴史的な流れで偽物真珠が広く出回ると、本物の真珠を買わなくてもイミテーションパールでおしゃれを楽しめるようになりました。
偽物真珠の存在で本物の真珠自体の価値が落ち着いたことが「値段がつかない」と言われる理由です。
中古品としての需要が低い
中古品としての需要が低いことも、真珠の値段がつきにくい原因です。
真珠は冠婚葬祭に身につけられる定番の宝石です。しかし、冠婚葬祭以外で着用するシーンが少なく、他の宝石に比べると使い勝手が良いとは言えません。
また、傷つきやすいという理由から、新たなジュエリーに加工することが難しいデメリットもあります。他の宝石や金・プラチナのように、鋳造し直したり最新のデザインに作り直したりと、再販が困難な宝石だと言えるのです。
さらに、皮脂や汗に弱くて劣化しやすく、取り扱いに注意が必要なことも購入者が少ない理由に入るでしょう。
真珠買取で値段がつかない真珠とは?3つの種類を解説
真珠買取で値段がつかない種類は以下の3つです。
- 人工真珠(フェイクパール)
- 淡水真珠
- ノーブランドの真珠
真珠の中には、特に値段がつかない種類があります。ここでは、買取依頼しても価値が低く見積もられてしまう真珠について詳しく解説します。
最後まで見れば、真珠買取で値段がつかない種類がわかり、その理由に納得するでしょう。
人工真珠(フェイクパール)
人工真珠(フェイクパール)は、本物の真珠に似せて作ったアイテムです。主に以下の種類が挙げられます。
- 貝パール
- ガラスパール
- コットンパール
- プラスチックパール
貝パールは、丸く成形した貝殻に人工のパール塗料を塗り重ねて作った模造品です。人工真珠の中でも本物に近い質感に仕上がります。
ガラスパール・コットンパール・プラスチックパールは、それぞれの素材を核として使用し、人工のパール塗料を何度も重ねて作ります。特にコットンパール・プラスチックパールは核自体が軽く、10.0mmを超える大粒サイズが製造されることも特徴です。
人工真珠は本物の真珠と比べると製造の手間がかからず、大量生産が可能です。そのため、手ごろなファッションアイテムとして広く流通しています。
しかし、あくまでも真珠に似せて作った模造品で宝石としての価値はなく、真珠買取で値段はつきません。人工真珠については、以下の記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。
人工真珠とは何?歴史や魅力、本物の真珠との見分け方を徹底解説
淡水真珠
淡水真珠は、湖や川で育まれる種類です。
湖・川は海とは違い波が穏やかで、養殖に手間がかからないメリットがあります。また、母貝に対して複数の貝核を挿入でき、大量生産が可能です。
淡水真珠は一つの母貝から10〜50個が採れ、安定して供給できることが魅力です。そのため、安い価格で市場に出回ります。
淡水真珠は海で採れる真珠と同じく宝石に分類されますが、元々の値段が安いため買取でも高額にはなりにくい種類です。さらに、海で採れる真珠と比べると輝きの美しさはやや劣り、査定額の評価も下がります。
淡水真珠については、以下の記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。
淡水真珠とは?特徴・価格・品質を徹底解説
ノーブランドの真珠
ノーブランドの真珠とは、ジュエリーブランドが販売していない製品のことを指します。真珠製品で有名なブランドは以下のとおりです。
- ミキモト(NIKIMOTO)
- タサキ(TASAKI)
- 和光(WAKO)
- シャネル(CHANEL)
- ティファニー(Tiffany & Co.)、など
上記のジュエリーブランドが販売する真珠製品は世界的にも価値が認められており、査定で高く評価されます。特に、ミキモトやタサキが販売する真珠は輝きが美しく高品質のため、中古でも買い求める人の数は多いです。
シャネルが採用する真珠はイミテーションパールですが、ブランド価値が高くフェイクでも高額買取になります。ティファニーの真珠の種類は淡水真珠ですが、同様にブランド価値によって高く買取ってもらえます。
反対に、有名ブランド以外やネット通販で購入した一般的な真珠製品は、値段がつかないこともあるため注意しましょう。
値段がつかない真珠ばかりじゃない!高額買取されやすい4つの種類
高額買取されやすい真珠の種類は以下の4つです。
- アコヤ真珠(花珠・オーロラ花珠・オーロラ天女)
- 黒蝶真珠
- 白蝶真珠
- 天然真珠(アバロンパール・コンクパールなど)
真珠は値段がつかないわけではありません!ここでは、高額買取されやすい真珠の種類を詳しく解説します。
最後まで見れば、査定で良い評価がもらえる真珠の種類がわかり、真珠について知識が深まるでしょう。
アコヤ真珠(花珠・オーロラ花珠・オーロラ天女)
高額買取されやすいのは、アコヤ真珠の花珠・オーロラ花珠・オーロラ天女です。
アコヤ真珠の中でも巻き・照り・傷・形の要素が高品質な種類は「花珠真珠(はなだましんじゅ)」に分類されます。一般的なアコヤ真珠よりも買取価格は高くなることが特徴です。
また、花珠真珠の中でさらに巻き・照り・傷・形のグレードが高い個体は「オーロラ花珠」に認定されます。オーロラ花珠は厳しい基準をクリアした個体だけに与えられる呼称です。
さらに、オーロラ花珠の中で照りが強く美しい輝きを放つ個体は「オーロラ天女」の呼称が使われます。照りを測定した際、100点満点のうち90点以上になった個体だけが、オーロラ天女として扱われます。
鑑定書に花珠・オーロラ花珠・オーロラ天女の明記がある場合、買取金額が期待できるでしょう。オーロラ花珠については、以下の記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。
オーロラ花珠真珠とは?天女との違いや最新価格相場、購入時のポイントを徹底解説
黒蝶真珠
黒蝶真珠はタヒチ・クック諸島・フィジー近海で採れる種類です。名前のとおりブラック系の色合いが特徴で、8.0mm〜16.0mmの大きさに育ちます。
1980年以降になると黒蝶真珠も養殖によって数が増えてきましたが、アコヤ真珠に比べると生産量は低いです。そのため、宝石としての希少価値は高く、買取で高い評価が得られます。
特に、ピーコックグリーンと呼ばれるクジャク色やシルバーブラックのような特殊な色合いの個体は、希少性が上がり高値で取引されています。
黒蝶真珠については、以下の記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。
白蝶真珠
白蝶真珠は、インドネシア・ミャンマー・オーストラリア近海で採れる種類です。10.0mm以上に成長することが多く、中には17.0mmになる個体もあります。
現在は白蝶真珠も養殖されていますが、育つまで数年から数十年かかるとされています。また、気候変動や母貝の病気によっては育たないことも多く、希少価値が高いです。
白蝶真珠はホワイト・イエロー・シルバー・ゴールドの色合いで育つことが特徴です。特に、ゴールド系の個体は「ゴールデンパール」と呼ばれ、希少性が上がります。
白蝶真珠のゴールドパールを査定に出すと、高額買取が狙えるでしょう。
天然真珠(アバロンパール・コンクパールなど)
高額買取されやすい真珠の種類には、天然真珠(アバロンパール・コンクパールなど)が挙げられます。
アバロンパールはアワビ貝の中で育つ真珠のことで、日本・アメリカ・メキシコで採れる種類です。ニュージーランドでは養殖されていますが、生産量がとても少なく、市場に出回るほとんどのものは天然真珠だと言えるでしょう。
メタリック調のグレー・グリーン・ブルーの色合いが特徴です。色彩の美しさから指輪・ペンダントなどに使われます。
コンクパールはカリブ海で採れるピンク色の真珠です。養殖が非常に困難な種類で、天然真珠のみ市場に出回ります。
母貝であるピンク貝から1万分の1の確率でしか生成されないため、かなり希少性が高く、他の真珠に比べても高額で取引されます。
真珠買取で値段を左右する6つの評価ポイント
真珠買取で値段を左右する評価ポイントは以下の6つです。
- 巻き
- 照り
- 形
- 色
- 傷の程度
- パールの大きさ
真珠を査定に出したとき、どの部分が見られるのか知っておくことも重要です。ここでは、真珠買取で値段を左右する評価ポイントを詳しく解説します。
最後まで見れば、真珠査定の基準がわかり、手元にある真珠に値段がつくのか判断できるようになるでしょう。
巻き
真珠買取で査定士が見るポイントは巻きです。巻きとは真珠層の厚みのことを指します。
巻きが厚い個体は衝撃に強くなり耐久性も上がります。また「巻きが十分にある」と言われる個体ほど、美しい輝きを放つことも特徴です。
真珠の巻きは、超音波やレントゲンなどの機械を使って0.1mm単位で判定されます。
照り
真珠買取でもっとも値段を左右するのは、照りだと言えるでしょう。照りは真珠特有の輝きを指す言葉で、鮮明度・干渉色の色相・彩度・明度で評価されます。
艶やかな光沢を持つ個体は「照りが良い」と言われます。テリ測定装置を使い、グリーンやピンクの色が見られるものやオーロラ効果を持つものは評価が高いです。
自分で簡単に照りを確かめるときは、真珠に物体を近づけて印影がクッキリと映り込むかを確かめてみましょう。
形
真珠は真円(ラウンド)に近い形状だと、買取で高く評価されます。基本的に真珠は丸形になるよう成長しますが、育成の過程で異物が混入し形が大きく崩れてしまうことも多いです。
また、育つ環境によってはニアラウンドやセミラウンドになってしまうこともあります。そのため、完璧な真円で育った個体は査定で高評価がつけられます。
色
真珠買取で高額買取されるのは人気カラーの個体です。アコヤ真珠の場合は、ややピンクがかったホワイト、黒蝶真珠は綺麗なブラック系に人気が集まります。
また、以下の色合いは希少性が高く査定でも良い評価を得られるでしょう。
- アコヤ真珠:ブルー系
- 黒蝶真珠:ピーコックグリーン
- 白蝶真珠:濃いゴールドカラー
手元に真珠製品があるなら、どの色に分類されるのか確かめてみてください。
傷の程度
傷の程度も、真珠買取で値段を左右する評価ポイントです。真珠は海・湖・川などの天然の環境で育つ宝石であり、有機質で傷つきやすいという特徴があります。
そのため、真珠が育つ課程でどうしても凹凸のような傷がついてしまうのです。凹凸の量が多かったり、表面が剥がれていたりする真珠は、査定額も低くなるため注意しましょう。
パールの大きさ
真珠買取では、パールの大きさも見逃せない評価ポイントです。基本的に粒が大きいものほど高額買取になります。
例えば、アコヤ真珠で8.0mmや9.0mmを超えるものは査定額が高まります。黒蝶真珠と白蝶真珠は15.0mm前後の個体だと、小さいサイズよりも評価が高くなる傾向です。
手元にある真珠製品の個体が大粒の場合、買取で嬉しい査定額が提示されるでしょう。
真珠買取で値段をつけるためにすべき4つのこと
真珠買取で値段をつけるためにすべきことは以下の4つです。
- 使用後のマメなお手入れ
- 付属品の用意
- ネックレスの糸替え
- 複数の店舗での相見積もり
真珠買取を考えるなら、査定へ出す前にやるべきことがあります。ここでは、真珠買取で値段をつけるための大切なポイントを詳しく解説します。
最後まで見れば、真珠買取で高額査定を叩きだすコツがわかり、手元にある真珠を希望金額に近づけられるでしょう。
使用後のマメなお手入れ
真珠製品は使用後のマメなお手入れが重要です。
真珠は皮脂や汗などの弱酸性に弱く、着用後に放置すると真珠層が溶けてしまいます。そのため、真珠製品を体から外したあとは、柔らかい布で優しく表面を拭き取ってください。
その際に使用するのは、真珠テリクロスや眼鏡拭きがおすすめです。真珠テリクロスは真珠の照りを復活させる作用があり、購入時の品質を保てます。
使用後にマメにお手入れすることで、買取に出すときの評価を上げられます。
付属品の用意
真珠買取で値段をつけるなら、付属品を用意しましょう。真珠製品の付属品は以下のとおりです。
- 鑑定書
- 保証書
- 保管箱
- 保管袋
付属品がすべてそろった真珠製品は、買取時に査定の評価が高まります。
特に、鑑定書は鑑定機関が真珠の品質を保証しているアイテムでかなり重要です。鑑定書には真珠の種類・巻き・照り・形などの詳細が書かれているため、買取時の査定スピードも早まります。
ネックレスの糸替え
真珠製品がネックレスの場合は、定期的に糸替えをしておきましょう。
真珠ネックレスは使用している間に糸が伸びてしまいます。伸びた状態のまま使用すると、粒同士がぶつかって傷ができたり表面が剥がれたりする可能性もあります。
そのため、真珠のネックレスを片手で持ち上げたときに、真珠一粒分の隙間が見られるなら糸替えのタイミングです。
また、糸が伸びた状態の真珠ネックレスは見栄えが悪く、査定評価に悪影響を及ぼします。真珠のネックレスの買取を思いついたら、糸替えが必要かどうかチェックしましょう。
真珠ネックレスの糸替えは宝石店・デパート・ブランド直営店などで依頼が可能です。
複数の店舗での相見積もり
真珠買取で高額買取を目指すなら、複数の店舗で相見積もりを取りましょう。最初から1社だけに絞ってしまうと、買取金額で損をするケースがあります。
真珠の査定方法は、プロ鑑定士の目視・買取データで算定・鑑定機械の使用など、業者ごとで異なります。中には、真珠鑑定の経験が浅く、適正価格を出さない業者もあるのです。
そのため、真珠買取を依頼する際は3〜5社に事前査定を依頼し、見積もりを取るのがおすすめです。その中で高額査定を出した業者に本査定を申込むと、高額買取になる可能性が高まります。
おすすめ真珠買取店3選!特徴・魅力を解説
おすすめ真珠買取店は以下の3社です。
- 銀座リパール
- おたからや
- 買取大吉
ここでは、各買取店の特徴・魅力を詳しく解説します。最後まで見れば、真珠買取における3社の特徴がわかり、どの業者に依頼すべきか決断できるでしょう。
銀座リパール
銀座リパールは、日本初の真珠専門買取店です。真珠検定の上位資格者が在籍しており、買取依頼された真珠の価値をしっかりと見極めます。
銀座リパールでは、鑑定書なし・古い真珠・パーツ不足・ノーブランドなど、さまざまな状態の真珠製品の査定が可能です。「売れるか心配」という人の気持ちに寄り添い、真珠に値段をつけてくれるでしょう。
銀座リパールの実店舗は東京・神奈川・大阪の3ヵ所にあり、真珠を店舗に持ち込んで鑑定を受けることも可能です。また、地方には出張買取や宅配買取でも対応します。
おたからや
おたからやは、全国に1,300店舗以上を構える買取専門店です。
駅近に店舗を構えており、利便性の高さに定評があります。また、1,300店舗から出張買取の依頼ができ、自宅で真珠製品を売ることも可能です。
おたからやは、貴金属・ジュエリー・ブランド品など、高額アイテムの買取に強い業者です。真珠の買取実績も豊富なため、きちんと真珠に値段をつけてくれます。
おたからやの公式ホームページには、これまで買取ってきた真珠製品の買取相場が掲載されています。気になる人はぜひチェックしてみてください。
買取大吉
買取大吉は各地に1,100店舗を構える買取チェーン店です。貴金属・ジュエリー・時計など、ラグジュアリーアイテムの買取を強化し、1,000万円を超える場合も即日現金払いしてくれます。
買取大吉は、ミキモト・タサキ・ティファニーなどの買取実績が豊富です。また「ノーブランド品でも拝見可能」と謳っており、ブランドの有無を問わず鑑定に出せます。
買取大吉の出張買取は最短即日15分で駆けつけます。また、査定時間が最短5分というスピーディーな対応も魅力です。
真珠買取の前に確認しておくべき3つのこと
真珠買取の前に確認しておくべきことは以下の3つです。
- 買取業者の信頼性
- 買取方法
- 値段がつかなかった場合の対応
真珠を査定に出す前にチェックしてほしいポイントがあります。ここでは、真珠買取の前に確認しておくべきことを詳しく解説します。
最後まで見れば、真珠買取の確認事項が把握でき、トラブルなく買取依頼へ進めるでしょう。
買取業者の信頼性
真珠買取を申込む前には、買取業者の信頼性を確かめてください。真珠の買取業者は日本にたくさん存在しており、中には取引に不安を覚える業者もあります。
買取業者の信頼性を確かめる方法は以下のとおりです。
- 創業・設立年数が長い
- 買取実績・累計買取額が豊富
- プロの鑑定士が在籍
- 口コミ・評判が良い
買取業者としての運営歴が長かったり、買取実績が豊富だったりすると、真珠買取の知識が豊富で適正価格をつけてくれます。
また、口コミ・評判が良い買取業者なら顧客満足度が高く、自分が真珠の買取を依頼したときも納得のいく取引ができるでしょう。
買取方法
真珠の買取方法は主に3つです。
種類 |
メリット |
デメリット |
店頭買取 |
・査定スピードが速い ・即日現金化できる |
・店舗まで出向く必要がある ・予約必須な店舗も多い |
出張買取 |
・自宅から一歩も外へ出なくて良い ・即日現金化できる |
・業者スタッフを自宅内に入れる必要がある ・スタッフが来るまで自宅待機が必須 |
宅配買取 |
・自分のタイミングで郵送できる ・対面せずに真珠が売れる |
・買取金額は後日振込 ・キャンセル時の返送料は有料 |
真珠の買取方法にはメリット・デメリットの両方があります。買取依頼の前に自分に合う買取方法を見つけて、対応している業者を探しましょう。
値段がつかなかった場合の対応
真珠の買取で値段がつかなかった場合の対処法は以下のとおりです。
- 別の業者へ査定に出す
- フリマアプリを使う
真珠買取で値段がつかなくても、別の業者へ申込みしてください。業者ごとで鑑定方法は異なるため、別の業者なら値段がつく可能性もあります。
また、フリマやオークションアプリを使って自分で出品するのもおすすめです。値段設定が自由で、希望金額で売れるケースもあります。
真珠買取で値段がつかないことに関する4つのよくある質問
真珠買取で値段がつかないことに関するよくある質問は以下の4つです。
- 真珠は1個いくらぐらいするの?
- 真珠が売れる時期はいつ?
- 古い真珠は価値がないって本当?
- 真珠ネックレスの買取相場は?
真珠買取に関してまだ疑問を抱える人はいるでしょう。ここでは、真珠買取で値段がつかないことに対する質問を回答と一緒に解説します。
最後まで見れば、真珠買取で値段がつかないことの悩みが解決し、買取店の申込みに進めるでしょう。
真珠は1個いくらぐらいするの?
真珠1個の値段は種類によって異なります。
アコヤ真珠の場合は一粒あたり260円〜9,000円です。高品質でサイズが大きいものほど、数千円の値段がつきます。
黒蝶真珠の1個の値段は1,000円〜4万5,000円、白蝶真珠は1,000円〜3万円です。黒蝶真珠と白蝶真珠はアコヤ真珠よりも粒が大きく希少性も高いため、一粒の値段が1,000円を超えることも多いです。
真珠が売れる時期はいつ?
真珠が売れる時期は、冬から3月の間です。真珠は秋口から需要が高まり、クリスマス・卒業式・入学式のシーズンになると、一気に市場が活発化します。
反対に、真珠は皮脂や汗に弱く取り扱いが難しいため、夏に売れにくい宝石です。汗をかきやすい時期は市場の動きが鈍くなります。
真珠買取で値段をつけるなら、冬から3月のシーズンに入る前が良いでしょう。
古い真珠は価値がないって本当?
古い真珠は価値がないと言われる理由は、経年劣化により輝きが失われるからです。真珠は有機質宝石で、寿命があるとされています。
また、さまざまな要因で劣化しやすく、古い真珠は購入時に比べると品質が落ちてしまいます。そのため、購入時の値段よりもかなり低い金額になってしまうケースもあります。
真珠ネックレスの買取相場は?
真珠ネックレスの買取相場は、真珠の種類と粒の大きさによって異なります。アコヤ真珠の場合、2,500円〜10万円の間になるでしょう。
黒蝶真珠のネックレスの買取相場は、粒の大きさが8.0mm〜13.0mmの間になると約6万円です。白蝶真珠の場合は7.5mm〜8.0mmサイズになると約4万円で取引されます。
まとめ:全ての真珠に値段がつかないわけではない!複数の買取店を比較しよう
真珠は値段がつかないわけではありません。以下の種類なら高額買取も可能です。
- アコヤ真珠(花珠・オーロラ花珠・オーロラ天女)
- 黒蝶真珠
- 白蝶真珠
- 天然真珠(アバロンパール・コンクパールなど)
上記の真珠を持っている人は、買取店で高く売れる可能性があります。また、査定に出す前には真珠買取で値段をつけるためにすべきことの実行も重要です。
真珠買取で値段をつけるなら、売却先の選び方も大切です。真珠鑑定に詳しく信頼性が高い買取店で査定に出してください。
また、複数の買取店で相見積もりを取り、一番高く評価してくれる業者へ売却しましょう。
真珠の買取以外にも、さまざまな商品や不用品を買い取ってほしい、どの業者がおすすめなのかわからない方は、以下の記事も参考にしてください。
【2025年最新】出張買取おすすめ業者25選!各店舗の買取品目・口コミ・実績を徹底比較