貝パールと淡水パールの違いとは?価格や大きさ、耐久性を徹底比較
投稿日: 投稿者:GINZAREPEARL

貝パール・淡水パールの違いは以下のとおりです。
項目 |
貝パール |
淡水パール |
人工物・本物 |
人工物 |
本物 |
作り方 |
貝核に人工真珠塗料や真珠泊を何度も塗り重ねる |
母貝に貝核やビーズを複数個入れて育つまで待つ |
形状 |
ラウンド(真円) |
・ラウンド(真円) ・バロック(不定形) ・スクエア、など |
価格 |
数百円~2万円 |
3,000円〜10万円 |
大きさ・サイズ |
2mm~14mm |
2mm~20mm |
耐久性 |
汗・皮脂・傷に強い 摩擦に弱い |
汗・水・衝撃に強い |
貝パール・淡水パールは、上記のように各ポイントで違いがあります。貝パールと淡水パールの違いを知るなら、それぞれの特徴を把握することも重要です。
当記事では以下のことがわかります。
この記事でわかること
- 貝パール・淡水パール・他の真珠の比較表
- 冠婚葬祭に適したパール
- 貝パールと淡水パールの見分け方
最後まで見れば、貝パール・淡水パールの特徴や違いがハッキリわかり、どちらを選べば良いか判断できるようになるでしょう。
貝パール・淡水パールとは
まずは、貝パール・淡水パールとは何かを解説します。
- 貝パールの特徴
- 淡水パールの特徴
- その他の真珠の種類
貝パール・淡水パールの違いは特徴を知ることで把握可能です。ここでは、貝パールと淡水パールのほか、その他の真珠を含めた各真珠の特徴を解説します。
最後まで見れば、3種類のパールの違いがわかり、真珠について詳しくなるでしょう。
貝パールの特徴
貝パールは天然の貝核に人工の真珠塗料や真珠泊を重ねてつくる人工パールです。人工の真珠塗料・真珠泊で形成された膜に光が当たると複雑に反射し、本物の真珠に似た輝きを放ちます。
貝パールは人工の真珠塗料の品質や色、塗布技術によって、輝き・色合い・光沢感に違いが出ることも特徴です。また、シェルパールとも呼ばれており、市場において安価で流通しています。
淡水パールの特徴
淡水パールは湖・川・池などで育つ真珠のことです。波が穏やかな環境で養殖されて製造工程が少なく済むため、その他の本真珠よりも安価で流通しています。
また、淡水パールは一つの母貝から10〜50個採れることも価格が安くなる理由です。
淡水パールの品質は本真珠に劣るとされていましたが、養殖技術の向上により本真珠と同じくらい良質な個体も増えてきています。
淡水パールについては、以下の記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。
淡水真珠とは?特徴・価格・品質を徹底解説
その他の真珠の種類
貝パールと淡水パール以外の真珠の種類は以下のとおりです。
- アコヤ真珠:日本産の真珠
- 花珠真珠:アコヤ真珠の上位ランクの個体
- 黒蝶真珠:黒系で色の種類が多い
- 白蝶真珠:白系とゴールド系に育つ
- マベ真珠:半円形の真珠
- ケシ真珠:異物に真珠層が重なってできたもの
その他の真珠は日本や海外などの海で養殖される種類です。個体が育つまで数年の月日を要し、一つの母貝から1個しか生産されないため、市場価値が高いことも特徴です。
真珠の種類については、以下の記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。
真珠(パール)の種類を徹底解説!特徴や違い、偽物との見分け方を紹介
貝パールと淡水パールの違いは?5つのポイント別に解説
貝パールと淡水パールの違いは以下の5つです。
- 作り方
- 形状
- 価格
- 大きさ・サイズ
- 耐久性
貝パールと淡水パールは大きく分けて5つのポイントで違いがあります。ここでは、各ポイント別にそれぞれの違いを詳しく解説します。
最後まで見れば、貝パールと淡水パールの違いが把握でき、どの真珠を選べば良いかわかるでしょう。
作り方
貝パールと淡水パールの作り方の違いは以下のとおりです。
項目 |
貝パール |
淡水パール |
素材 |
・貝核 ・人工真珠塗料 ・真珠泊 |
・貝核(有核) ・ビーズ(無核) |
作り方 |
貝核に人工真珠塗料や真珠泊を何度も塗り重ねる |
母貝に貝核やビーズを複数個入れて育つまで待つ |
貝パールを作る際は、貝核にワイヤーを通して人工真珠塗料が入った水槽に浸します。人工真珠塗料の塗布と乾燥を何度も繰り返して真珠層を厚く仕上げます。
日本の工場では丁寧な作業で均一に仕上げるため、滑らかで質の良い貝パールができることも特徴です。
一方、淡水パールは以下のようにサイズによって形成期間が異なります。
- 3~5mm:2~3年
- 5~7mm:3~5年
- 7mm以上:5~8年
淡水パールは平均で5年の歳月をかけて成長することがポイントです。その後、母貝の水揚げが行われ、個体が選別されたあと市場に出回ります。
形状
貝パールと淡水パールの形状の違いは以下のとおりです。
貝パール |
淡水パール |
ラウンド(真円) |
・ラウンド(真円) ・バロック(不定形) ・スクエア ・スター ・ドロップ ・ライス |
貝パールの形状はラウンドが主です。ほぼ真円に近く、大きさも均等に仕上がります。
また、貝パールができる工程でキズやエクボができる個体はほぼありません。形状においては、品質が安定しているアイテムです。
淡水パールはラウンドのほか、バロックやスクエアなどのさまざま形状に育ちます。さらに、あえてスター型やドロップ型に形成するなど、デザインの幅の広さも特徴です。
淡水パールは、ファッションパールやおしゃれパールとして人気が高まっています。
価格
貝パールと淡水パールの価格の違いは以下のとおりです。
貝パール |
淡水パール |
数百円~2万円 |
3,000円〜10万円 |
貝パールは人工的に大量生産できる影響で、とても安価で販売されています。予算が2万円あれば、高品質の貝パールジュエリーが手に入るでしょう。
淡水パールは、安いもので3,000円の価格相場です。予算が1〜2万円あれば、さまざまなデザインのジュエリーを数本買うことも可能です。
また、真珠の有名ジュエリーブランドであるタサキ(TASAKI)などから販売されるアイテムは10万円近い値段となります。高品質と認めた個体が使用されたジュエリーは、アコヤ真珠などに負けない輝きを放つことが魅力です。
大きさ・サイズ
貝パールと淡水パールの大きさ・サイズの違いは以下のとおりです。
貝パール |
淡水パール |
2mm~14mm |
2mm~20mm |
貝パールは2mmの小さなタイプも存在します。一番大きいサイズで14mmの大粒を使ったジュエリーも購入可能です。
淡水パールは2mm〜20mmの大きさに育ちます。2mm〜6mmの小さい個体は、ベビーパールとしてネックレスに生まれ変わることも特徴です。
淡水パールの形状がバロックの場合、20mmの大粒に育つこともあります。ペンダントトップや指輪のデザインに採用されることも多く、コーディネートにインパクトを与えられるでしょう。
耐久性
貝パールと淡水パールの耐久性の違いは以下のとおりです。
貝パール |
淡水パール |
・汗や皮脂、傷に強い ・摩擦に弱い |
汗や水、衝撃に強い |
貝パールは、汗や皮脂などの弱酸性に強いです。夏場や暖房が効いた室内でつけて汗をかいても劣化せず、シーズン問わず使えます。
また、貝パールは本真珠に比べると傷つきにくいアクセサリーです。大きな衝撃を与えなければ、見た目の美しさを保てます。
一方、淡水パールも汗に強い宝石だと言われているため、暖かいシーズンにも使えるでしょう。さらに、その他の真珠に比べて落下などの衝撃に強いことも魅力です。
淡水パールは着用後に汗をふき取ったり、定期メンテナンスを行ったりすると30年持つとされています。
貝パール・淡水パールと他の真珠の違いを比較表で紹介
貝パール・淡水パールと他の真珠の違いを比較表で紹介します。
項目 |
貝パール |
淡水パール |
他の真珠 |
価格相場 |
数百円~数万円 |
数千円~数十万円 |
数万~数百万 |
特徴 |
・かなり安い ・汗や傷に強い |
・手ごろな価格帯 ・色や形の種類が豊富 ・汗や衝撃に強い |
・各種イベントに使用可能 ・品を感じさせる |
用途 |
・日常使い |
・入学式 ・卒業式 ・同窓会 ・成人式 ・日常使い |
・葬儀 ・結婚式 ・入学式 ・卒業式 ・同窓会 ・成人式 |
生産地 |
【工場】 ・マジョルカ島 ・中国 ・日本 |
【湖・川・池】 ・中国 ・日本 |
【海】 ・日本 ・中国 ・インドネシア ・タヒチ |
母貝・素材 |
・天然の貝核 ・人工の真珠塗料 ・真珠泊 |
・ヒレイケチョウ貝 ・カラス貝 ・イケチョウ貝 |
・アコヤ貝 ・白蝶貝 ・黒蝶貝 |
照り |
オーロラ効果を伴った輝き |
ミラー調に強く輝く |
・硬質な照り ・深みのある照り |
耐久性 |
・酸性(汗など)に強い ・傷にも強い ・摩擦に弱い |
・酸性(汗など)に強い ・水や衝撃にも強い |
・酸性(汗など)に弱い ・経年劣化する |
サイズ |
2~14mm |
2~20mm |
2~12mm以上 |
形 |
・ラウンド |
・ラウンド ・バロック ・ドロップ ・スクエア |
・ラウンド ・バロック ・ドロップ ・ケシ |
色 |
・ホワイト ・ピンク ・ゴールド ・グレー ・グリーン ・パープル ・ブラック |
・ホワイト ・パープル ・オレンジ |
・ホワイト ・クリーム ・グリーン ・ピンク ・シルバー ・ゴールド ・ブラック |
冠婚葬祭は貝パールと淡水パールどちらが良い?
冠婚葬祭に身につけるなら、淡水パールが良いでしょう。なぜなら、貝パールは涙を象徴するアイテムではないからです。
淡水パールを含め本真珠と呼ばれる宝石は、涙を象徴します。これは、人魚が流した涙が波にはじけたとき、真珠という宝石になったという逸話から広がりました。
そのため、本真珠を慶事や弔事に身につけるのは相応しいマナーだとされています。
一方、貝パールは象徴的な意味は持ちません。そのため、冠婚葬祭に使うなら淡水パールやその他の真珠のように、本真珠と呼ばれる種類を選びましょう。
貝パールと淡水パールの見分け方
貝パールと淡水パールの見分け方は以下の4つです。
- 真珠同士をこすり合わせる
- ブラックライトで照らす
- 重さを比較する
- 穴の断面・温度を確認する
貝パールと淡水パールの見分け方を知っておくと、間違ったアイテムを購入するリスクを減らせます。ここでは、貝パールと淡水パールの見分け方のポイントを詳しく解説します。
最後まで見れば、貝パールと淡水パールの見分け方が理解でき、間違えずに購入できるでしょう。
真珠同士をこすり合わせる
貝パールと淡水パールの見分け方は、真珠同士をこすり合わせることです。
貝パールは人工真珠塗料の影響で表面がツルツルしています。真珠同士をこすると引っ掛かることなく滑らかな感触が得られるでしょう。
淡水パールは天然の真珠層でできているため、表面に少しザラつきがあります。真珠同士をこすり合わせると少し引っかかる感触を得られることが特徴です。
ただし、どちらも強くこすり合わせると傷つく恐れがあるため、軽く柔らかい力を加えて確かめてください。
ブラックライトで照らす
貝パールと淡水パールは、ブラックライトを照らすと見分けることが可能です。
淡水パールなどの本真珠は、ブラックライトから出る強い紫外線によって青や緑に光ります。一方、貝パールは白色のままで変化しない・表面だけ光りを軽く反射する、という特徴が見られます。
ブラックライトはネット通販にて、数千円で簡単に手に入れられるため、購入しておくのも良いです。
ただし、貝パールの製造過程で人工塗料に蛍光性を加えるケースがあり、本真珠と見分けがつかない個体も存在します。さらに、本真珠の中にはブラックライトを当てても青や緑に光らない個体があります。
そのため、ブラックライトによる判断は100%ではないということを認識しておきましょう。
重さを比較する
貝パールと淡水パールの見分け方は、重さの比較です。淡水パールは貝核やビーズの上に何層もの真珠層が重なり合うため、持ったときにズッシリとした重量を感じます。
一方、貝パールは淡水パールほど重さを感じないとされています。重さを比較する場合、ネックレスなどの真珠がたくさん使用されているアイテムだとわかりやすいです。
注意したいのは、貝パールの中でも重みを感じるタイプがあることです。工場にて丁寧な工程を経て作られた貝パールは、本真珠と同じような重さを持つため注意してください。
穴の断面・温度を確認する
貝パールと淡水パールの見分け方のポイントは、穴の断面・温度を確認することです。真珠はネックレスに加工されるときに穴が開けられます。
穴の断面が綺麗に開いている場合は淡水パールの可能性が高いです。貝パールは穴を開けたあとに人工真珠塗料を塗布するため、断面が凸凹しているケースがあります。
また、実物に触れられる場合は、貝パールと淡水パールを握ってください。淡水パールは熱伝導率が高く、触ったときにヒンヤリとした感触が得られます。
一方、貝パールは熱伝導率が低く、触っても冷たさを感じにくいという特徴があります。
貝パールと淡水パールのお手入れ方法
貝パールと淡水パールのお手入れ方法は以下の3つです。
- 着用後は布で優しく拭き取る
- 高温多湿や紫外線などを避けて保管する
- 他のジュエリーとの接触を防止する
貝パールと淡水パールはどちらも丁寧にお手入れすると長持ちします。ここでは、貝パールと淡水パールのお手入れ方法を詳しく解説します。
最後まで見れば、真珠の寿命を延ばす方法がわかり、お気に入りのジュエリーをずっと身につけられるでしょう。
着用後は布で優しく拭き取る
貝パールと淡水パールのお手入れ方法は、着用後に布で優しく拭き取ることです。使用する布は以下のタイプを選びましょう。
- 眼鏡用クロス
- 真珠てりクロス
真珠てりクロスは、真珠の光沢を復活させる作用があります。また、汚れ除去・保護機能・キズ予防の作用も持つため、貝パールと淡水パールを長持ちさせたい人におすすめです。
汗や皮脂、化粧品の付着がひどくて汚れが気になる場合は、ぬるま湯に浸けて硬く絞った柔らかい布で拭きとってください。そのあと、別の柔らかい布で乾拭きするのが良いです。
さらに、真珠だけではなく、金具と真珠の接着部分も汚れが溜まりやすいため念入りにお手入れしましょう。
高温多湿や紫外線などを避けて保管する
貝パールと淡水パールは、高温多湿や紫外線などを避けて保管してください。
真珠は熱や湿気に弱い宝石です。湿気を吸収して膨張したあと乾燥による収縮で、表面にひび割れが起こってしまいます。
貝パールと淡水パールのどちらも、真珠専用の保管箱「パールキーパー」などに入れて、保管するのがおすすめです。パールキーパーの中の布は吸水性・吸油性に優れており、真珠や金具を外的刺激から守ってくれます。
また、保管場所は紫外線にさらされない暗所ということも重要です。保管箱に納めたあとは引き出しやクローゼットの中に仕舞いましょう。
さらに、以下のアイテムを使わない・近くに置かないことも大切です。
- コットン
- 脱脂綿
- 防虫剤
貝パールと淡水パールは、コットンや脱脂綿の漂白作用で変色する恐れがあります。加えて、防虫剤を近くに置くと真珠が劣化してしまいます。
他のジュエリーとの接触を防止する
貝パールと淡水パールは、他のジュエリーとの接触を防止してください。
真珠は他の宝石と比べて表面が柔らかく傷つきやすいです。他の宝石と一緒に保管すると、接触時に真珠の表面に傷がついてしまいます。
また、貝パールと淡水パール、その他の真珠をまとめて保管するのも避けましょう。同じ真珠同士でも接触によって表面に傷がつく恐れもあります。
貝パールと淡水パールは、なるべく一種類ずつ保管箱を用意して納めるのがおすすめです。また、仕切りのある保管箱で隣同志が接触しない環境を整えるのも良いでしょう。
貝パールと淡水パールの違いに関するよくある質問
貝パールと淡水パールの違いに関するよくある質問は以下の4つです。
- 貝パールと本真珠の違いは何?
- バロックパールと淡水パールの違いは何?
- 貝パールのデメリットは?
- なぜ淡水パールは安いの?
貝パールと淡水パールの違いについて、疑問を抱える人は多いでしょう。ここでは、貝パールと淡水パールの違いに関する疑問を回答とともに紹介します。
最後まで見れば、貝パールと淡水パールの違いについて理解でき、どの真珠が良いか悩まなくなるでしょう。
貝パールと本真珠の違いは何?
貝パールと本真珠の違いは「偽物か本物か」です。
貝パールは貝核に人工の真珠塗料を重ねて真珠のように丸く形成した人工真珠です。本物と似たような見た目を持っていますが、宝石ではありません。
偽物の真珠は貝パール以外にも、コットンパール・ガラスパール・プラスチックパールが存在します。
本真珠は、海・湖・川などの自然の恵みで育った真珠のことを表す総称です。淡水パールも本真珠の一種として扱われます。
貝パールは「偽物」、本真珠は「本物」と分けて覚えましょう。
バロックパールと淡水パールの違いは何?
バロックパールはいびつな形に育った真珠の名称で、淡水パールは湖・川・池など、淡水の水質で育つ真珠の種類です。
貝核に真珠層が巻き付く過程で異物が付着すると、真円ではなく凸凹した形に仕上がります。このように、凸凹とした不定形の真珠をまとめてバロックパールと呼んでいます。
淡水パールは一つの母貝に複数の貝核・ビーズを差し込んで真珠層が重なるまで育てます。淡水パールが育つ過程でも異物が付着するケースもあるため、淡水パールの中にバロックパールができることも多いです。
貝パールのデメリットは?
貝パールのデメリットは以下のとおりです。
- 化学物質に弱い
- 摩擦に弱い
- 変色や劣化が早い
貝パールは化学物質に弱いです。そのため、化粧品やヘアスプレーなどが付着した場合は、速やかに柔らかい布で拭きとる必要があります。
また、高温に強くはないため、ドライヤーやコテで髪の毛をセットしてから、身につけるようにしてください。さらに、摩擦熱にも弱い特徴があり、他のアクセサリーや衣服との接触にも気をつけましょう。
貝パールは変色や劣化しやすいアイテムです。汗・ほこりが付着したらこまめにふき取り、紫外線が当たらない環境で保管しましょう。
なぜ淡水パールは安いの?
淡水パールが安い理由は以下のとおりです。
- 他の真珠に比べ手間がかからない
- 大量生産が可能
淡水パールが育つ湖・川・池は波が穏やかな分、水質が悪化したり海草の掃除に手間がかかったりしません。人件費が抑えられるという魅力があります。
また、淡水パールは一つの母貝に貝核やビーズを複数個入れます。一つの母貝から10〜50個の淡水パールが育つため、大量生産が可能です。
その他の真珠は上記のような環境で育てられないため、淡水パールに比べると値段が高くなります。
まとめ:貝パールと淡水パールの違いを知ろう
貝パールは「人工物」、淡水パールは「本物」という違いがあります。そのため、作り方や形状、価格などに大きな違いが出ることを把握しましょう。
また、貝パールと淡水パールを見分けたいなら、以下の方法を試してください。
- 真珠同士をこすり合わせる
- ブラックライトで照らす
- 重さを比較する
- 穴の断面・温度を確認する
貝パールと淡水パールはどちらも丁寧に扱うと、品質が長持ちします。お気に入りのパールジュエリーを手に入れたら、ずっと身につけられるようにお手入れを頑張りましょう。